40歳からの、減らしていく暮らし

少しずつ、人生の棚卸しを始めました🙂

松永拓也さん

お会いしたこともないのですが、私がずっと陰ながら応援している、松永拓也さん。

池袋暴走事故の遺族の方です。

妻の真菜さんと娘の莉子ちゃんが交通事故で亡くなりました。

桜の季節になるとあの日のニュースを思い出します。事故からもうすぐ5年ですね。


ずっと松永さんのブログなどを見てきました。

毎日起こっている交通事故を、以前より自分事のように考えられるようになったのは、松永さんが活動、発信し続けて下さるから。それまでは、交通事故の現実についてあまり良く知らなかったし、どこか他人事のことのように感じていたところがありました。

消えることのない悲しみ、苦しみに必死に耐えながら、向き合いながら、同じような事故がもう2度と起こらないように、交通事故を少しでも減らしたいと、再発防止のためにずっと活動されていて、本当に頭が下がります。

真菜さんと莉子ちゃんを本当に愛していて、活動を見ていても、とても誠実で真面目な方なんだろうなと思います。


誰もが交通事故の加害者にも被害者にもなり得るのに、なぜか自分だけは大丈夫と思っている人。

その根拠の無い自信はどこから来るのでしょう。

自分が気を付けていても、交通事故は起こり得る。


松永さんが発信されている通り、彼は決して高齢者は運転をやめろと頭ごなしに言っているわけではなく、田舎などの車が無いと生活できない人たちのことも真摯に考えていて、交通事故を無くすためにはどうしたらいいのか、社会全体で皆さんと考えたい、行動したいと思っている。

私にもできることをしたい気持ちがあります。

こうしてブログに書くことも、微力ながら私にできることかなと。


少し話がそれますが、3人家族の我が家は車を持っていません。

たぶん、こっちでもかなり珍しいです。

理由は単純に今は必要ないからで、夫の職場が自宅から徒歩で18分、娘の学校も徒歩15分、私の仕事も家でしていて、娘が普段は遠出があまり好きではない(この話はまた詳しく書きます。)など、今のところは公共交通機関で十分間に合っているからです。みんな、歩くのが好きだし、どうしても必要な時はレンタカーで、夫が運転して。

私がだんだんと運転に自信が無くなったというのもあって、今は、どうしても必要でない限り無理に運転しなくてもいいと思うようになりました。私の考えは珍しいのかもしれないけど、周りに迷惑をかけてないなら、別に気にしなくていいかなと。みんなと同じである必要も無いですし。

決して車が悪いと言いたいのではなく、車を持つ選択肢も持たない選択肢もあって良いし、車を運転する際には、一瞬で凶器になり得るものを運転している意識を持つことが大事だと思います。


松永さん、加害者の飯塚さんとの面会も実現することになりそうですね。

怒りや憎しみ、恨みを持ち続けているだけでは何も良い未来が生まれない。

すごい人だと思います。これからも、陰ながら応援します。


松永さんのブログ記事、ニュースのリンクも貼っておきます。

ブログ記事→https://ameblo.jp/ma-nariko/entry-12847458944.html

東京新聞の記事→https://www.tokyo-np.co.jp/article/319737/1

一人ひとりの意識が変われば、少しでも交通事故が減らせるはず。


私は日本を離れていますが、イギリスでも、松永さんの活動をこれからも共有していきたいと思っています。

 

※私の住んでいるスコットランドでは、22歳未満と60歳以上の人はバスに無料で乗れます。60歳以上無料はイギリス全土かな。素晴らしいことだと思っています🙂